今回はTOTOの超ノーマルトイレ、ピュアレストQRをレビューします。リノベーション会社にもよりますが、トイレとしてはこれがほぼ最安パターンになることも多いと思います。良かった点、悪かった点色々挙げていきましょう。
Contents
我が家の構成
まず購入したトイレの構成を一覧にします。
- 手洗いあり
- 温水洗浄便座なし(普通便座)
- 床排水
- ホワイト
温水洗浄便座を付けるかどうかは好みになると思いますが、付けなかった理由は後ほど記します。お住まいが壁排水で排水芯が155mmの場合、同じTOTOのタンク型で選ぶならピュアレストEXかMRになります。ここはしっかり下見してもらって決めていくのが良いと思います。
EXはタンクデザインが丸みを帯びており、少しコンパクトに見えます。QRの上位モデル的位置付けですが、節水や便器の性能は同等のようです。手洗いが深めなので飛び散りにくいなどの差はありますが、我が家としてはQRで充分だったと思います。
温水洗浄便座を付けなかった理由
いわゆるウォシュレットは付けませんでしたが、理由はシンプルで
デメリットがメリットを上回る
と判断したためです。
温水洗浄便座のメリットは色々あります。パッと思いつくだけでも
- お尻がスッキリする、清潔に保てる
- 少ないトイレットペーパーで拭ける
- 優しく拭ける(痔対策にも効果的)
- 冬は便座が暖かくできる
など、人によって大小はあるもののコストをかける価値はあると思います。特に痔などの持病がある方は無いのは考えられないという場合もあるでしょう。清潔問題についてはネット上でも諸説あり賛否両論のため、気になる方はお調べ頂くと良いです。
我が家としてはお尻とトイレットペーパーは自分たちで守れるし、冷たいのが我慢できない場合はカバーなど温水洗浄便座以外の方法で対処可能と判断しました。
デメリットに関しては、とにかく掃除の手間がアップすることに尽きます。
温水洗浄便座は、タンク式にしろタンクレスにしろ便器に乗せている状態ですので、必ず便器(陶器部分)と温水洗浄便座の間に隙間ができます。最近のタンクレスはかなり掃除しやすく配慮されていますが、温水洗浄便座がなければそもそも隙間は殆ど無いか、あっても普通便座なら簡単に取り外し可能です。
また温水洗浄便座はノズル部分も清潔に保つ必要があります。
我が家は小さい男の子が2人いるので、まあ外します(笑)
そうでなくてもノズルは尿や洗浄する際の水、便などが付きやすい場所にありますので、掃除しないわけにはいきません(普段隠れているとしても)。
洗浄機能を使うならメンテナンスの手間と天秤にかけるところですが、我が家の場合はメリット部分にあまり魅力を感じなかったことから普通便座を選択しました。
最近の普通便座は結構良い
こちらが我が家の普通便座です。ネットで探しても中々普通便座のレビューは見ませんので、案外貴重な情報?かも知れません。当たり前ですが温水洗浄便座やタンクレスの方が気になりますよね(笑)
以前住んでいた賃貸のトイレは普通便座でしたが、先述の冬に冷たい問題が個人的に結構辛かったです。こちらのTOTOの普通便座はその時ほど気にならなかったです。多少の材質などが見直されているのかも知れませんし、最近冬がそこまで寒くないというのもあるかも知れませんね。
また私が関心したのはゆっくり降りてきてくれることです!
トイレ業界の方々から、こんなの当たり前だろという声も聞こえてきそうですが、数千円の普通便座にもこういう配慮があるのはTOTOさんならでは。
小さい子供がいる家庭ではこういう細かい機能が意外にも助かります。自分でトイレをするようになるとバンバン閉めますし、寝ている赤ちゃんがいるビックリして起きたりとか結構気を使いますからね。
写真を見るとお分かり頂けると思いますが、陶器部分があまり隠れないので汚れても簡単に掃除出来ます。
手洗いは洗面所が近いならいらない可能性あり
特にマンションでは、トイレの近くに洗面所があるケースも多いと思います。我が家もトイレ正面が洗面所です。
タンク式は手洗いが安いこともあり、かなりの方がつけているのではと思います。リノベーション済み物件や建売りだと最初から付いている可能性も高いです。
これも温水洗浄便座と同様ですが、手洗い部分も汚れますので掃除しなければなりません。殆ど使っていなくても、写真のように水垢や埃がどうしても付いてしまいます。
我が家の場合無くても良かったかなと思います…
また手をトイレ内で洗う想定でしたので、タオル掛けも付けてしまいました。これも洗面所で手を洗うなら要らないですね。今はただの突起物と化しています(笑)
温水洗浄便座にしても手洗いにしても、必要性を吟味して付けた方が良いですね。
節水性能は十分!たまに残るが気にはならない
新しいトイレに節水を期待する方も多いと思いますが、ピュアレストQRについては全く問題ありません。
大4.8ℓ、小3.6ℓとタンクレス同様旧式のトイレから大幅に節水が可能です。
量が多い時など、流れにくいと感じることもありますが非常に稀です。これは水の量で変わるので、ピュアレストQRでなくても同じだと思われます。これを気にするよりは、節水の恩恵をしっかり受けた方がいいでしょう。
縁が無さすぎないところもポイント
これは他社トイレを選ばなかった理由になります。最近流行りの縁なしトイレも、なさすぎると尿や洗浄水が散りそうな気がしたためです。
ピュアレストシリーズでも縁の形状は違い、QRとEXは若干返しがあるような設計です。MRや、同じTOTOのタンクレスなどは全く縁がなく、掃除に関してはかなりしやすそうな印象です。
ところが男性が座った状態で小用を足す場合など、便器手前に尿や水が散ることになります。この時縁が全くないと、便座やその先のフロア部分に多少は散ってしまうのではないかというのが私の懸念です。
気にしすぎと言われそうですが、一回気になるとずっと気になるといアレです…
ピュアレストQRに関して言うと、便座に散った形跡は見受けられますが許容範囲といったところです。フロアまで到達するほどの跳ねは、使用1.5年時点では無いと思います。
これについては普通便座を選択したのも多少奏功しており、便座自体にも返しがある形状のためフロアまでは飛んでいかないのではと想像しています。温水洗浄便座は殆どの場合返しがないフラットな形状です。
とはいえ、掃除は縁なし便器且つフラットな便座のほうがし易いでしょうから、メリットとデメリットを考慮して決めていいところかも知れません。繰り返しになりますが、縁なしだと水が散るかどうかは気にしすぎの感もあるのであくまで個人の感想です!
まとめ
以上から私がピュアレストQRを使ってみたレビューをまとめてみます。
- 温水洗浄便座は無くて良かった(普通便座が十分良い)
- 手洗いも無くて良かった。何故ならここで手を洗わない。
- 節水性能は全トイレの中でもトップクラス!でもちゃんと流れる!
- 縁無さ過ぎない便座は飛び散り防止に寄与している(あくまで個人の感想)
ということで、トイレに関してはシンプルイズベストな選択が私のお勧めです。
もちろん温水洗浄便座を基本に考える方はタンク式かタンクレスかでまず悩むかと思いますが、使わないならコスパも含めて引き算で行くのは良い選択と考えます。
トイレは他の水回り設備に比べると低価格にリフォーム可能ということもありますし、温水洗浄便座は後付け可能でもあるので、迷ったらシンプルで行くのも良いと思います。
別記事にてお手入れ編を掲載したいと考えています。ではまた!